サボテンの培養土(鉢の中に入れる土)は、人それぞれ色々な方法を取りいれています。
ではその培養土とはどのようなものでしょうか?
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培用土に追加肥料単体を鉢底に置く
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培用土に追加肥料単体を鉢上に置く
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培用土に肥料を混ぜ込むだけ
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無肥料に近い培養土に肥料単体を鉢底に置く
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無肥料に近い培養土に肥料を表土に置く
等々他にも色々なケースがありますが、K,Kさんの場合は肥料好きな刺物が主体といった理由もあり、ほとんどの鉢は(A)と(D)の併用で栽培しています。
ではここで、K,Kさんの使ってる培養土について触れてみましょう。
K,Kさんの肥料の作り方:
培養土に混ぜ込む肥料ですがこれは、{鶏糞、牛糞、もみがらを混ぜ込んだ肥料(岡山共生園)で発売しているもの}、彼の場合はこの肥料と畑土(微生物の追加が目的)を同量混ぜ込みます。
混ぜた当初はグチョグチョしていますが、2〜3日過ぎると適度の団粒化が進み通気性の良い肥料ができあがります。
微粉末の影響で根詰まりの心配をなさる方、それは心配御無用です
彼は接ぎ苗等はこの肥料単体で2年栽培していますが、その鉢でさえ水を与えれば鉢上に滞る事無く鉢底に流れ出します。
それでは彼の肥料の作り方をご覧になった事を前提にお話を進めさせて頂きます。
標準培養土ですが、5〜6号鉢以上は赤玉土を中粒にしています。
赤玉土 |
軽石 |
鹿沼土 |
カキガラ |
彼の肥料 |
薫炭 |
2 |
2 |
1 |
1 |
3〜4 |
2 |
K,Kさんはこの培養土の他、植え込む前に鉢底にガラを入れその上に、正見六郎さんの肥料、親指大の物を10粒程度置き、その団子状の肥料の隙間を埋めるように薫炭を敷き詰め、その上に上記の培養土で植え込みます。
薫炭が目詰まりの原因になるのでは?
の質問に『肥料から出る悪いガスを吸収させるのが目的で、理想は活性炭を使えばベストなんでしょうが、水はけも以外と良く、これで充分ですよ』とのお答えでした。
そうですよね、薫炭でその代用が出来るようでしたら、わざわざ高価な活性炭を使う必要はないですね
ましてや、今は標準培養土の説明をお聞きしているのですから、それにお話を合わせて頂いたのでしょう。
鉢数の少ないお方は活性炭や、圭酸白土の混用も考えて見て下さい。
これで、K,Kさん訪問記の概要説明を終わらせて頂きますが、ここに載せたサボテンは彼の栽培品の極一部でしかありませんし、ファイルも私の舌足らずで理解に苦しむ個所もあると思います。
今一つ解らないぞ〜。と言う個所がありましたらご一報を・・・・
関連資料
故正見六郎氏の肥料:
上記以外に鉢底や鉢上に施す肥料ですがこれは知る人ぞ知る「刺の正見さん」のお作りになっていたあの肥料です。
この肥料を作るには、長く設置(2年)する場所とかなりの労力が要ります。
ですから、私はここまでして作りたくないとおっしゃる方はパスしてもよろしいでしょう。
いや、私も手作りの肥料で自分のサボテンを作るぞ!と意気込んでいるお方はチャレンジして見て下さい。
その場合は大き目のポリバケツを用意して下記の割合で混ぜ込み「正見さん」がお作りになった時には無かった「コーラン」等をプラスして下さい。
臭みが無くなり発酵期間がある程度短縮できるでしょう。・・・(^_^)
一口ポイント:畑土を入れる理由はその中に含まれる微生物で混入された前者の発酵を早め植物に優しい肥料を作ります
尚、出来上ると半分以上の目減りをしますので、多めにお作り下さい
作り方は下記の表の割合です
鶏糞 |
米ぬか |
油粕 |
魚粕 |
薫炭 |
畑土 |
3 |
3 |
2 |
2 |
4 |
8 |
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